投稿日:2024-09-19
注意:この記事執筆時点での最新のOpenBSDバージョンは7.5で、KDE Plasma 5のみが含まれています。
OpenBSD 7.6ではPlasma 6が提供される為、OpenBSD 7.6の安定版リリースを待つ事が推奨されます。
この記事では、OpenBSD 7.5から最新のスナップショットにアップグレードする必要がある為、慎重に進めて下さい。
最近、ウィンドウマネージャーに飽きてきました。
ゲーム機向けのゲーム制作を再開したところ、任天堂がNintendo Switchのリリース以降、Wineを介してそのツールを使うのを非常に困難にしている為、Windows 10を使ってSwitchの開発キットを使用する為に別のPCを設定する必要がありました。
Wii Uとニンテンドー3DSの時代以前にこの問題がありませんでした。
初めてWindows 10を使った時、直ぐにKDEが懐かしく感じました。
Windows 10はKDE Plasmaの様ですが、バグや遅延、不整合が更に多いです。
そこで、先ずVoid Linuxを動かしているゲームPCにKDE Plasma 6をインストールしました。
次に、1台のFreeBSDノートPC(今は半分壊れた様に見える)と、1台のOpenBSDノートPC(Linuxよりも見た目が良い)にインストールし、驚いた事にとても気に入っています。
あたしは2009年にGnome 3が出た時にデスクトップ環境を使うのを辞めました。
その後、Plasma 4や5、Gnome 3、Cinnamon、MATE、LXDE、LXQt、Xfce、Unity(Lomiri)、CDE、TDE等を短期間試しましたが、どれもGnome 2やKDE 3.5の様に良いと感じた物はありませんでした。
MATEやTDEですら満足出来る物ではありませんでした。
一方で、Plasma 6はとても快適なので、これをデフォルトのDEに設定しました。
前述の様に、Plasma 6はOpenBSD 7.6で提供される予定で、現時点での最新バージョンは7.5です。
その為、Plasma 6を手に入れるには、先ずスナップショット版にアップグレードする必要があります。
# doas pkg_add -ui && doas syspatch # doas sysupgrade -s
システムが再起動されたら、先ずパッケージを更新する必要があります。
リリースブランチから外れた為、パッケージの更新方法が異なります。
# doas pkg_add -D snapshot -ui
これからは毎回`pkg_add -D snapshot`を使用する必要があります。
これが面倒な場合は、`.zshrc`又は`.kshrc`ファイルに`alias pkg_add="pkg_add -D snapshot"`を追加出来ます。
次に、KDE Plasma 6をインストールします。
# doas pkg_add -D snapshot kde kde-plasma kde-plasma-extras
これには少し時間がかかりますが、完了したらいくつかの設定を編集する必要があります。
# doas usermod -G _shutdown $(whoami) # groups suwako wheel _shutdown # nvim ~/.xsession
export LANG=ja_JP.UTF8 export LC_CTYPE=ja_JP.UTF8 export LC_ALL=ja_JP.UTF8 export XDG_RUNTIME_DIR=/tmp/run/$(id -u) if [ ! -d $XDG_RUNTIME_DIR ]; then mkdir -m 700 -p $XDG_RUNTIME_DIR fi export QT_FORCE_STDERR_LOGGING=1 export XDG_CURRENT_DESKTOP=KDE export DESKTOP_SESSION=plasma startplasma-x11 > ~/.startplasma-x11.log 2>&1
また、XenoDMが無効になっている場合は有効にし、その後再起動します。
# doas rcctl enable xenodm # reboot
後はログインするだけで、KDE Plasma 6が利用出来る様になります。
最初にFreeBSDでは見た目が悪いと言いましたが、証明の為にFreeBSDとLinuxのスクリーンショットも添付します。
以上